顔出しなしでも魅力的!ストーリーズ動画で「あなたの色」を出す統一感の作り方
はじめに
Instagramストーリーズで動画を活用することは、静止画よりも多くの情報量を伝え、読者のエンゲージメントを高める上で非常に有効です。しかし、「顔出しはしたくない」「どうやったらプロっぽく見えるのか分からない」と感じる初心者の方もいらっしゃるかもしれません。
特に、複数のストーリーズを投稿する際に大切なのが「統一感」です。アカウント全体の雰囲気や、伝えたいサービス・商品の世界観に一貫性を持たせることで、読者はあなたの投稿を認識しやすくなり、記憶にも残りやすくなります。結果として、それが信頼感につながり、売上向上への一歩となります。
この記事では、顔出しなしでもストーリーズ動画で統一感を出し、「あなたの色」を表現するための基本的なデザインの考え方と、すぐに実践できるテクニックをご紹介します。デザインスキルに自信がない方でも取り組める内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
ストーリーズ動画に統一感が必要な理由
ストーリーズの投稿は、タイムラインに流れてくる静止画や動画よりも瞬間的に判断される傾向があります。その短い時間で読者の心を引きつけ、最後まで見てもらうためには、視覚的な一貫性が大きな役割を果たします。
- ブランディングの強化: 特定の色、フォント、デザイン要素を繰り返すことで、アカウントのイメージが定着しやすくなります。これは、顔出しをしない場合に特に重要です。
- 信頼感の向上: 統一感のある投稿は、計画的でプロフェッショナルな印象を与えます。雑多な印象の投稿よりも、信頼を得やすくなります。
- 読者の負担軽減: 毎回大きくデザインが変わると、読者は順応にエネルギーを使います。統一感があれば、ストレスなくスムーズに投稿内容に集中してもらえます。
- 離脱率の低下: 統一された心地よいデザインは、読者が次のストーリーズも見たいという気持ちを促し、最後まで見てもらえる可能性が高まります。
顔出しなしストーリーズ動画で統一感を出すためのデザイン要素
顔出しをしない場合でも、動画で「あなたの色」を表現し、統一感を出すために活用できるデザイン要素は多数あります。
1. 色の選定と使い方
アカウントやブランドのイメージカラーを決定し、ストーリーズ全体で一貫して使用します。
- ベースカラー: 動画の背景色やメインとなる図形の色に使用します。
- アクセントカラー: 特に強調したい文字や要素に使い、視線を引きつけます。
- テキストカラー: 背景色とのコントラストを考慮し、読みやすい色を選びます。
3色程度に絞り、それぞれの役割(ベース、アクセント、テキスト)を決めておくと管理しやすくなります。Canvaなどのデザインツールで配色パレットを作成し、保存しておくと便利です。
2. フォント(書体)の選び方
使用するフォントは、アカウントの雰囲気や伝えたいメッセージに大きく影響します。
- メインフォント: 動画のタイトルや重要なメッセージに使用します。読みやすさだけでなく、デザイン性も考慮します。
- サブフォント: 説明文や小さな文字に使用します。メインフォントとの相性が良く、読みやすいゴシック体などが適しています。
フォントは多くても2〜3種類に絞り、動画全体で同じフォントを使用します。文字のサイズや太さにもルールを設けると、さらに統一感が増します。Instagramストーリーズ内で使用できるフォントも複数ありますが、より自由度高くデザインしたい場合は、Canvaなどの外部ツールでデザインを作成し、動画としてインポートする方法も有効です。
3. デザイン要素とテンプレートの活用
共通の図形、アイコン、装飾、または画面構成のテンプレートを用意します。
- オリジナルテンプレートの作成: Canvaなどのツールを使って、あなたのブランドカラーやフォントを使った動画テンプレートを数種類作成します。例えば、「商品紹介用テンプレート」「Q&A用テンプレート」「お知らせ用テンプレート」などです。
- 共通要素の使用: 動画の冒頭や締めに、共通のロゴやアニメーションを入れることで、一目であなたの投稿だと認識してもらえます。
- レイアウトのパターン化: テキストと画像の配置、画面分割のパターンなどをいくつか決めておくと、毎回ゼロから考える必要がなくなり、効率的かつ統一感のある投稿が可能になります。顔出しをしない場合は、商品やサービスの魅力的な写真・動画、イラスト、グラフ、画面録画などをこれらのテンプレートに当てはめて活用します。
4. 動画スタイルと編集ルール
動画の見せ方そのものにも統一感を持たせます。
- アニメーション: テキストアニメーションの速度や種類、使用頻度に一定のルールを設けます。動きすぎると逆に見づらくなる場合もあります。
- トランジション(画面切り替え): ストーリーズ間の切り替え効果を統一するか、あるいはシンプルにフェードやカットのみに絞ります。
- BGM: 使用する音楽のジャンルや雰囲気をアカウントのコンセプトに合わせて選びます。特定のBGMを繰り返し使用することも効果的です。
- 動画速度: 早送りやスローモーションを使用する場合のルールを決めます。
使用する動画編集アプリ(スマホ標準機能、CapCut、InShotなど)を統一し、そのアプリでできる編集機能の中で、上記のようなルールを守って編集することを心がけます。
実践:今日からできる簡単なステップ
- アカウントの「色」を決める: どんな雰囲気で情報を届けたいか、ターゲットとする読者にどう感じてほしいかを考え、それに合った色、フォント、大まかなデザインの方向性を決めます。
- 基本的なルールをメモする: 決めた色(可能であればカラーコード)、使用するフォント名、頻繁に使うデザイン要素やレイアウトパターンなどを簡単にメモしておきます。
- 簡単なテンプレートを作成する: Canvaなどのツールで、汎用的に使える冒頭、中間、締めの画面テンプレートを数種類作成します。顔出ししない部分には、商品写真やイラストを入れる枠などを作成します。
- 動画作成時にルールを意識する: 新しい動画を作成する際に、決めた色、フォント、テンプレート、動画スタイルを守って編集を進めます。
まとめ
Instagramストーリーズで顔出しをせずとも、売上につながる魅力的でプロフェッショナルな印象を与えることは可能です。その鍵となるのが「統一感」です。色、フォント、デザイン要素、動画スタイルといった基本的な要素にルールを設け、一貫性を持たせることで、あなたの世界観が読者にしっかりと伝わります。
今回ご紹介した内容は、デザイン初心者の方でもすぐに取り組める基本的なステップです。ぜひ実践して、あなたのストーリーズ動画で「あなたらしさ」を表現し、読者との関係性を深め、売上向上につなげていってください。
継続的に統一感のあるストーリーズを投稿していくことで、アカウントのファンが増え、ビジネスの成長につながることを願っております。